こんにちは。
今回は家の断捨離についてみていきましょう。
一見すると防災と断捨離は関係なさそうですが、家の物が少ないと地震の時に怪我をするリスクを下げることができます。
地震などの際は棚の中の食器や家電などが凶器となって皆さんを怪我させることがあります。
普段から地震の発生時をイメージしながら家の整理整頓を行いましょう。
家族のいる家庭であればダイニングテーブルが置いてありますよね。
ダイニングテーブルは地震発生時に上から落ちてくるものから身を守るのに有効です。
小さい頃から避難訓練で机の下に隠れましたよね。
しかしテーブルの上に花瓶などのガラス製のものがあるとそれが落ちて割れた時にダイニングテーブルが安全な場所でなくなってしまいます。
ダイニングテーブルの上は極力何も置かない状態をキープしておきましょう。
またこれからテーブルを買う方はおしゃれなガラス製のダイニングテーブルではなく、なるべく木などの丈夫な素材でできたダイニングテーブルを選択することをお勧めします。
タンスやクローゼットには不要なものがたくさん詰まっています。
そこから溢れ出たものはその近辺に無造作に置いてあったり。
私の家にも棚の上に使わなくなったMDコンポや動くかわからないプリンターなど不要な大物がたくさんありました。
これらは地震発生時に棚から飛んできたり、落ちたりして怪我の元です。
いざという時に邪魔になることはあっても役に立つことはほぼないでしょう。
数年使っていない家の不用品は大きなものからどんどん廃棄してしまった方がいいです。
ただ被災時に「あぁ、あれ捨てなきゃ今役に立っていたのにー」というものもあるかもしれません。
そこはきちんと見極めていきましょう。
玄関にゴルフバッグなどを置いている家もありますが、災害が発生した時に逃げるのを妨げるものになり得ます。
避けて通れば大したことないじゃないかと思われますが、災害時のパニック時こそ事故は起きやすいです。
倒れたゴルフバッグにつまずいて壁に顔を打ったり、ドアが開かなくなる原因になったり。
災害時はみんなに負荷がかかっている状態であるため、更なる余計な負荷がかからないように普段から考えておくべきです。
また動線に物があると災害でなくても家族が急に倒れて救急車を呼んだ時に患者の搬送が遅れる原因にもなり得ます。
玄関や廊下などの動線に不要なものを置いておく行為は百害あって一利なし。
あとで後悔することになっても後の祭りなのです。
想像力を働かせて普段からできることをちゃんとやっておきましょう。
災害に遭うことはかなり稀です。
人によっては生涯一度も命の危機を感じる災害に遭わない人も多いです。
それはとても良いことですが、だからこそいざという時の備えができていない人がほとんどです。
安全を守るには普段から災害が起きた時にどんな悪いことが起きてどうしたらそれを防ぐことができるかをイメージしなければいけません。
これは骨が折れる作業ですがこれをやっているかやっていないか、普段から考えているかどうかで災害が起きた時に自分と家族を守れる確率が大きく変わってきます。
命も体も各々にたった一つしかありません。そんな大切な命を守るために普段から努力を惜しまないようにしましょう。